逃亡日記
吾妻ひでおの失踪の顛末というか文章が中心のインタビュー本だ。
自ら内容で「便乗本」だから「買わないで立ち読みで良いですよ」とは書いているが、内容は生い立ちから好きなマンガや裏話まで入っていて面白い。
マンガじゃないのだけれどマンガみたいに読むことができた。しかしメイドの写真が何故、というのは本編の最後のほうまで読まないと謎が解けないで悩んだ。
それにしてもオフィシャルサイトの近況日記は女の子がキレイ。練習、などと書いているけど、凄いサービスだ。
仄暗い水の底から
怖い。
重苦しくなる話もあれば、絶望する話もあるし、思わずゾクッとする話もある。でも最後にパンドラの箱のように希望が吹き込まれた話で締めくくられていて救われる。
リングやらせんとは異なり、単なるホラーでは無いのが思わぬ収穫だった。
映画は見ていないのだけれど、多分原作とは異なるものだし、原作の読後感を越えるものではないような気がする。ネタばれサイトは見ないけど。
しびとの剣 戦国魔侠編
確か以前に読んだような気もしたが未読だった。菊地作品は時折こういうことになる。全3巻の最初の一巻ということで、物語的に主人公がしたのは死んで生き返っただけ。壮大なストーリーを繰り広げようとしてグダグダの尻切れトンボになりそうな予感が大きい。
容赦なく人が死んでいくところはなんというか凄まじい。
魔界医師メフィスト 兄妹鬼
なんでもできちゃうメフィストが主人公だと後の楽しみはあまりない。どうやって敵が倒されるのか、沢山出てくる敵の内どれが一番強いのか。
後はせんべい屋はチョロッと出てくるのか。
登場人物たちは無謀にもメフィストに歯向かってくるけど、結局はメフィストにはピンチさえ訪れないから物語的に成立するかどうか微妙なところだ。この作品では四人兄弟プラスワンのバトルロイヤル的なところにしか楽しみはないが、意外に面白く読めた。
うーん。痴漢だとか泥棒の手口が書いてあって、それに対する備えを促すような内容では有るのだけれど、逆に悪事をするための入門書みたいにも見える。
まあ相手のことがよく判っていないと対策の立てようもないのだろうけど、読んでいて自分がこれから悪事をするような気分になって妙な感覚に捕らわれた。
内容的には実践的…じゃなかった詳しく書いてあるので役に立つ(対策を取る為にという意味で、あくまでも)本だと思う。